ユーザーとプロに聞く、「テスラ」に向く人の特徴 他の電気自動車との違い、中古買い取りの実態
3年「テスラ」に乗ってみた本音
今回話を聞いたリアルユーザーは、オーシャンズをはじめ、さまざまなメディアでアウトドア系記事を手掛ける編集ライターの礒村真介さん。
約3年前、それまで乗っていたジープのラングラーから、テスラのモデル3に乗り換えた。
仕事と、趣味のトレランで車を使う礒村さんだが、なぜSUVではなく、モデル3だったのか。
「ほんとはテスラのSUVのモデルXにも興味はありましたが、高すぎて(笑)。それにテスラを選んだのは、トレランでの使い勝手やBEV(電気自動車)だからというより、最新の自動運転技術に惹かれたのが大きかったんです」。
そもそもは、運転支援機能なんて無縁の古い車が好きだった。
ラングラーの前はジープのパトリオットだし、今も妻が乗るためにスズキのジムニーを所有。「で、乗り換えるなら、ちょっと振り切って最先端が面白いかなと思ったんです」。
実際に乗ってみていちばん感じた“いいところ”を聞くと、丸一日トレランを楽しんだあとの帰り道が、格段にラクになったという。
「それまで山から下りるとクタクタで、ここからまた運転なんて勘弁してよって感じだったんですが、それがなくなりました。高速道路での運転支援機能やオートパーキングの機能が充実しているので、格段に運転がラクです。
だから次の日も軽やかに動けるし、長距離ドライブへの抵抗もなくなったのも、山や海へ遊びに行く人間には大きいですよね。生活のクオリティ自体が上がった感じがします」。