ユーザーとプロに聞く、「テスラ」に向く人の特徴 他の電気自動車との違い、中古買い取りの実態

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独自の操作感は、さながらガラケーからスマホへ乗り換えたときのように、最初は違和感があっても、慣れてしまえばもとには戻れないほどの便利さだと言えるだろう。

プロが語る、資産としてのテスラ

聞けば聞くほど、単に電気で走るというだけでなく、従来の車とはまるで違うことがわかる。では、リセールなど中古市場ではどうなのか?

「そういった先進的なブランドイメージが、テスラ車のリセールバリューを高めている一因です」と、輸入車の買取に詳しいカレント自動車 買取事業部の清水篤朗部長は言う。

輸入車専門買取サービス「外車王」を運営するカレント自動車の清水さん。中古車売買に精通し、近年テスラの取扱いも多いという。

「例えば今現在の中古マーケットの買取価格を、BMWの3シリーズとテスラで比べて見ると、同条件でBMWが150万〜200万円値落ちするのに対し、テスラは100万円しか落ちません」。それだけテスラ車のリセールバリューが高いということだ。

テスラ車が中古車市場に流通し始めたのはここ1年くらいだという。「まだ台数はそう多くはありませんが、同じBEVのBMW i3よりは断然多いですね」。

テスラ車が支持されている理由のひとつが、テスラの「新しい乗りモノ」感というブランドイメージ。さらにテスラ独自の充電網も大きいのではないかという。

国産車の場合、出先での急速充電はCHAdeMOと呼ばれる形式の急速充電器を使う。一方でテスラは独自の充電器を全国に配備している。

細かい数値は省くが、要はCHAdeMOより(つまり国産車より)、短時間で満充電できる専用の急速充電器が全国にあるのだ。

だから出先でも簡単に航続距離を延ばすことができるのだ。もちろんCHAdeMOでも充電できる。このように充電網が充実していることが「BEV=電欠が心配」という不安を払拭する一因ではないだろうか。

ところで現在テスラ車を手放す人は、どんな理由からだろう?

通常あるはずのスイッチ類が何もないセンターコンソール。スマホ充電が可能だ。
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