テレマビ:自分だけで行ったのは、小学校高学年ぐらいからですかね。塾の帰りに寄ってました。塾は高校受験の頃に通っていたんですけど、受験だし、当時コロナもあって友人との遊びとかも行けていなくて。あまりに苦しかったので、日常系の四コマ漫画とか、『ひだまりスケッチ』のDVDとかを買ったりしていました。
谷頭:蒼樹うめ先生の作品ですね。
テレマビ:ほかには桜庭一樹の『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』の富士見ミステリー文庫版を買ったりとか。
谷頭:ライトノベルから単行本、文庫本までたくさんのバージョンで出版され続けている作品ですよね。「富士見ミステリー文庫版」はその最初のバージョンで、新刊を取り扱う書店だとまず見ない。ブックオフだからこそのチョイスだったというか。
テレマビ:そうなんですよ。「心のオアシス」って言ったら大げさですけど、当時の自分の中で、ブックオフはそんなイメージでしたね。
谷頭:ブックオフに行く時のルーティーンとかってあったりしますか? どのコーナーは必ず見るとか。
テレマビ:やっぱり、音楽が好きなのでまずはCDコーナーですね。その後に漫画コーナーを見て、それからアニメの500円棚のところとか。本は気になったものがあったら買うし、ネットで見て気になったものを立ち読みすることも多いです。
谷頭:じゃあ、漫画とかを立ち読みしたりして。
テレマビ:パラパラ見る感じですね。
谷頭:ガッツリ読む派ではないと?
テレマビ:学校帰りだといつも同じ店舗に行くことになるんですよ。だからあまり敵視されたくないので……(苦笑)。
谷頭:ブックオフ処世術ですね(笑)。制服姿って目立ちますもんね。今でもブックオフに通われているんですか?
テレマビ:そうですね、学校帰りに行くことが多いです。だから、春休みとか、長期休みになると行けないことも多いんですけどね。
10代の創作にブックオフはどう影響するのか
谷頭:ここからは、ブックオフでの経験がどのように創作活動に影響を与えてきたかを伺っていけたらと思います。
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