大河ドラマで存在感「梶原景時」怖すぎるチクリ癖 「鎌倉殿の13人」では中村獅童さんが好演

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鎌倉幕府の重臣だった梶原景時はもともと平家側の武将だったが、石橋山の戦いに敗れて隠れ潜んでいた源頼朝を見逃したことが、頼朝から重用されるきっかけとなった(写真:Bachmann/PIXTA)
NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放送で、源氏や平氏の歴史に注目が集まっています。その13人のうちの1人が梶原景時(かじわら・かげとき)です。景時は源頼朝に重用されていましたが、実は御家人からはあまり好かれていなかったようです。いったいなぜなのでしょうか。歴史学者の濱田浩一郎氏が解説します。

「告げ口」が多かった梶原景時

梶原景時は、鎌倉時代初期の武将です。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」においては、歌舞伎役者の中村獅童さんが景時を好演しています。

景時のかつての評価は、悲劇の武将・源義経と対立し、主人の源頼朝に義経の悪口を言い、義経を陥れた「悪人」というのが一般的なイメージでした。ただ、再評価も進み、現在は頼朝に忠節を尽くした「忠臣」であり、単なる悪人ではないとされるようになってきました。大河ドラマにおいても、景時は義経の優れた点を認め、理解していたとの描写がありました。

景時の特徴は「讒言(ざんげん、告げ口)」です。鎌倉時代後期に編纂された歴史書『吾妻鏡』を見ていくと、そのエピソードが多数出てきます。

その1つが1185年4月21日の項目に記されている景時から頼朝に送られた書状の内容です。壇ノ浦の合戦(同年3月)で平家を滅亡させてから、約1カ月後のことでした。

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