一工夫で絶品「コーヒー」自分でおいしく淹れる技 初心者でも簡単!コーヒーハンターが伝授
機械で淹れるコーヒーメーカーは、基本的には大半がペーパードリップを自動化したもので、原理は同じです。
蒸らし機能がないシンプルなモデルでは、スイッチを入れて15秒後くらいにいったんスイッチを切り、さらに30秒後に再びスイッチを入れて手動で蒸らすなどの工夫でおいしく淹れられます。モデルによっては保温機能(ウォーマー)がありますが、前述のとおり、加熱は酸化速度を上げる原因になりますから、使わないほうが賢明です。
ペーパードリップと違う味が楽しめるフレンチプレス
また、筒型の器具で簡単に淹れられるのがフレンチプレス。浸漬(しんし)式と言われるように、単にコーヒー粉をお湯に浸けることで抽出する方法です。お湯を注いで4分ほど経ったら、プランジャーと呼ばれる心棒を押し下げるだけ。簡単で失敗しにくく、初心者でもばらつきのない安定した抽出ができます。
大半のフィルターが金属製で、ペーパーと違ってコーヒーの油分を通すことも大きな特徴。油分にはコーヒーのアロマが含まれているので、良質な粉を使いさえすれば、ペーパードリップとはまた違うおいしいコーヒーが楽しめます。
フレンチプレスの欠点は、金属フィルターのため、淹れたコーヒーの中にどうしても微粉が出てしまうこと。コーヒーカップの底にたまった微粉を飲まないように、最後のほんの少しを残すといった飲み方がなされます。工夫としては、前述のようにコーヒー粉をセットする前に茶こしを使って、微粉を落としてから淹れると飲みやすくなります。
また、淹れたコーヒーをそのまま容器に入れておくと、粉から出てはほしくない成分が出ますから、ほかのポットに移し替えるか、飲み切れる量だけ抽出し、カップに注ぎ切ってしまうことをお勧めします。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら