パートナーをイラつかせない会話のポイント6つ 命令や決めつけは×、主語を「私」にするのが○
自分の常識を押し付けずに、あくまでも「私はこう思う」「あなたはどう思うの?」と、お互いの気持ちを伝え合ってください。パートナーと話すときは「ふつう」「〜すべき」「当然」という言葉はNGワードにしましょう。
ポイント④怒りではなく「一次感情」を伝える
○「仕事が忙しいなか、家事の負担も大きくて実はしんどいんだよね」
「つい、パートナーに言いすぎてしまう」と悩む人は少なくありません。パートナーに怒りの感情をぶつけてしまいがちな人は、自分の弱さを素直に表現できるようになると良いでしょう。
怒りは「二次感情」と言われています。その根底には「さみしい」「悲しい」「つらい」というネガティブな一次感情が隠されていて、そこから「怒り」という二次感情が沸き起こってしまうのです。相手に耳を傾けてもらうためには、怒りではなく、一次感情を伝えるようにしましょう。
「なんで家事をやってくれないの?」「どうして結婚式の準備を手伝ってくれないわけ?」ではなく、「結婚式の準備を一緒に進めていけると思って楽しみにしてたのに、実際は私1人でやっていて寂しかった。一緒に準備を進めていけないかな?」と、一次感情をきちんと開示してみましょう。
まずは肯定的なメッセージを伝える
ポイント⑤どんなときもまずは「肯定的なメッセージ」を伝える
○「大変だったよね。いつもありがとう」
自分の話に耳を傾けてもらうためには、本題に入る前に、まずは「肯定的なメッセージ」を伝えてみましょう。自分の気持ちや要望を相手に伝えるのは、課題を解決して、今後も2人で良好な関係を築いていくためです。なので、問題点を指摘する前に、まずは問題になっている点以外の部分に感謝をしてみましょう。
「実は最近私も忙しくて、家事をもっと手伝ってほしいと思ってるんだ」の前に、「いつもお仕事お疲れさま! そんななかで相談したいことがあるんだけど……」と前置きを添えるだけで、聞き手側の印象もだいぶ変わりますよね。
ポイント⑥自分の要望を押し付けず相手の気持ちや背景を「きく」
○「お互い仕事も忙しくなってきたし、今後はこんな家事分担にしたいんだけど、どうかな?」
要望を一方的に押し付けないためには、相手の気持ちや置かれている状況を「きく」ことが重要です。人の話を「きく」ときには、3種類の漢字が当てはまり、それぞれ意味が異なります。
・聞く 音や声が受動的に自然に耳に入ってくること。
・訊く 質問などをして能動的に尋ねること。
・聴く 耳を傾け、相手に寄り添い、言葉の背景も理解しようとすること。
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