「買わない生活」がお金を回すことにつながる理由 「本当の意味」で「お金を制する」ということ

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つまりは、はたから見れば、私はかつても今も「自分の好きなものを買っている」という点ではまったく同じ行動を取っているとしか見えないに違いないでしょうが、中身はまったく違うのであります。

かつての私は、払ったお金で得られるモノだけを見ていたのだ。つまりはひたすら「消費」をしていた。欲しいから買う。以上。ジ・エンド。それ以上何も生まない。何も続かない。

けれど、今の私はもっと遠くを見ている。そのモノを作っている人、売っている人、そしてその人たちの将来を見ているのである。つまりはこれからも末長く元気にこのすばらしい仕事を続けてくださいねという気持ちをお金に込めているのである。買うことによって、それを売っている相手とつながり、その人の将来を明るく確かなものにしようとしているのだ。金を出したその先を見ているのである。私は好きな人の将来と、そして好きな人に囲まれた私の将来を、わがお金に託しているのである。

つまりは、私は私のお金を使って、私の人生に欠かせぬものやサービスや笑顔をもたらしてくれる「チーム稲垣」を、日々メンテナンスし励ましエールを送っているのだ。

近所の小さな個人店、仕事場に使わせていただいているカフェ、好きなお酒を作ってくれている酒蔵やそれを支える酒販店、こだわりの環境で野菜や干物をつくっている生産者……私にとって「買う」とは、そんなチームの強化費を出すということなのである。それが今の私にとっての「買う」ということなのだ。「消費」ではなく未来への「投資」である。

心置きなくジャンジャンお金を使えるはずが……?

あとこれがすばらしいのはですね、「チーム稲垣」のメンバーとは結局のところ、私(稲垣)と似た価値観を持っている人たちばかりなので、そこへ託したお金も、きっと私の目から見て「良い使われ方」をするに違いないということである。

つまりはメンバーの方々もきっとそれぞれの「信頼できる相手」にお金を使うに違いないのであって、となれば、わがチーム稲垣は触手を伸ばしてどこまでもどこまでも広がっていくってことになるんじゃないか? つまりは、私が愛と責任を持ってヨメに出したお金たちを通じて、わがチームは日々強化・拡大され、私にとって望ましい世の中がどんどん広がっていくってことになっていくんじゃないか?

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