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「共感力がある人」と実はない人の決定的すぎる差 「共感アピール」をする人はとってもウザい

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  • 横山 信弘 アタックス・セールス・アソシエイツ 代表取締役会長
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私は24歳から青年海外協力隊に参加し、グアテマラという中央アメリカに赴任していた。この私の決断に共感する人もいれば、まったく共感できない人もいる。

「どうして仕事を辞めてまで、協力隊に参加したんだろう」

こう思う人は多い。情動的共感に頼っていると、「どうして協力隊に参加しようとしたんですか? ちょっと私には理解できないんですけど」と聞いてくる。

このように質問されてしまうと、私は心を開いて話そうとは思えなくなる。いっぽう認知的共感は違う。相手の気持ちがわかる、というのが認知的共感だ。相手の気持ちになるかどうかは別にして、気持ちがわかるのだ。

言葉と気持ちは裏腹、とよく言う。

「嫌です」

と言っておきながら、本当は嫌ではないことはあるし、

「大丈夫です」

と言いながら、本当は大丈夫ではないこともある。言葉だけでなく、相手の表情や姿勢で、感情を認知できる。これが認知的共感だ。

相手を承認することが非常に重要

相手と同じ感情を抱かなくても、相手の感情を認知することができる。対人関係をうまくするには、この認知的共感がとても大事だ。

「家族で北海道へ旅行した」

と言われて、もし自分だったら1人で行きたいと思ったとしても、楽しそうにその話をしているのであれば、その感情の存在を承認(アクノリッジメント)することだ。

「24歳から青年海外協力隊に参加してました」

と言われ、もし自分ならそんな決断はしないと思っても、相手がその決断に誇りを感じているのなら認めることだ。

無理して、「いいですねー」「素晴らしいことです」などと合わせなくていい。

「へえ、24歳から青年海外協力隊に参加してたんですか」と微笑みながら返せばいいだけだ。

相手と関係をよくするには、何でも「話してくれる」間柄になることだ。そのためには認知的共感力を鍛え、短くこまめに質問することを覚えよう。

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