このように要素が盛りだくさんで、かつ間口の広い『スターデューバレー』は傑作と呼ばれるのもよくわかります。しかし1つだけ気をつけてほしいのが、本作は別に「スローライフではない」ということです。
具体的に考えてみてほしいのですが、田舎で牧場経営をする場合はどういう生活をすることになるでしょうか。朝早く起きて牛などの面倒を見て、畑の世話をして出荷作業などを行い、それが終わったら町の人と交流して、ついでに仕事で必要な道具を作ったり買い物をしたり……。そう、自給自足の生活はやるべきことが盛りだくさんです。
もちろん、それは本作のなかでも同じこと。プレイヤーはいろいろなことができるだけあって、ゲーム内の生活はめちゃくちゃに忙しいのです。おまけに主人公にはスタミナの概念があり、あまりに疲れてしまうと気を失ってしまいます。
田舎暮らしも楽ではないが「うれしい忙しさ」
初めて遊んだ人は、したいこと・すべきことが山盛りで驚くことでしょう。「ブラックな仕事に疲れて田舎に来たのに、むしろもっと忙しい……!」と、最初の1年間は効率化のためがむしゃらに働くことになるかもしれません。
まあ、夢のように語られる田舎暮らしも楽ではないということですね。もっとも、これは現実ではなくゲームの話。ゲームであれば遊ぶべき要素がたくさんあって、夢中になっていろいろなことをしているうちに時間が経っていく「うれしい忙しさ」なわけです。
このスローライフとは言いがたい田舎暮らし体験は、とにかくプレイヤーを熱中させてくれます。現実の仕事を忘れて牧場経営に没頭しないようにだけ注意してください。
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