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すべてにおいて完璧な人が存在するという前提や、自分にとっての理想を体現している人がいるという前提に立つのを、まずは止めましょう。
自分より目上の人や著名な人に、「すべてにおいて完璧」を求める人は多いですが、そんな超人はまず存在しません。もっというと、「あの人、いいよね」の「よい」の基準や理想の形は人それぞれで異なるため、「誰から見ても完璧に凄い人」や「誰からも愛される人」などというものも存在しません。
人には強い部分と弱い部分がある
YKさん自身も、そしてもちろん私も含めてですが、人にはそれぞれよい部分と悪い部分、強い部分と弱い部分が混在しているものです。自信をもって「私はすべてにおいて完璧です」などという人はまずいません。いるとしたら、よほど自分をわかっていないか、完璧のスタンダードが低すぎるのです。
では、そんな完璧な人が存在しないなかで、なぜ人生において成功しているように見えたり、人生を謳歌していそうに見える人がいる一方、常に悩みの多い人生だと言っている人がいるかというと、キチンと自分自身をわかっているか否かの違いです。
要は、自分の強みやよいところだけでなく、弱みや悪いところもキチンと把握しており、そのうえで適切な対処をしているか否かの違いです。
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