グーグル「Nexus Player」は買いなのか スマホとテレビを繋ぐ1万2800円の箱の正体
また、セットトップボックスの役割自体も、大きく変わっている。セットトップボックスはケーブルや衛星放送のチューナーを指しており、これをテレビに設置して受信契約することで、多チャンネル放送が見られるようになった。
最近のセットトップボックスにはチューナーに加えて、ハードディスクでの番組録画やBlu-rayドライブが搭載されているものもある。
しかしNexus Playerが属するのは、「インターネット時代のセットトップボックス」だ。家の壁からアンテナケーブルを差し込むのではなく、インターネットを介してコンテンツを受信する仕組みだ。グーグルやアップルは、Google PlayやiTunes Storeでコンテンツを販売・レンタルしており、これらのコンテンツをリモコンだけで操作して楽しむ役割がある。
また、ネットフリックス(Netflix)やフールー(Hulu)、アマゾンの「Amazon Instant Video」といったインターネットでのビデオストリーミングは、米国ではおおむね、ケーブルテレビの月額料金の5分の1から10分の1程度の価格で利用する事ができるため、移行も進んでいる。その際に利用するのが、ネット型のセットトップボックス、ということになる。
AppleTVが先鞭を付けた
アップルはApple TVを第3世代まで成熟させており、1080pフルハイビジョンの映像出力に対応している。iTunes Storeの映画・ドラマの他に、iTunes Radioやネットラジオのストリーミング音楽、YouTubeやVimeo、Netflix、Hulu、Chrunchy Rollといったビデオや映画・テレビ番組のストリーミング、さらにABCやWSJ、PBS、ESPN、Weather Channelなどのテレビ局や新聞社のビデオリソースを見ることができる。
Nexus PlayerもAmazonのFire TVも、対応するコンテンツストアやストリーミングサービスに若干の違いがある。
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