グノシー、「数年後にはドローン飛ばします」

ニュースアプリは"入り口"に過ぎない

六本木ヒルズの森タワーにある本社オフィスは広々としている。昨年12月に引っ越したばかりだ
2014年11月に新事業戦略「5000万人都市構想」、さらに新サービス「Gunosy Platform」を発表したグノシー。現在、ニュース以外にもコンテンツの幅を広げると同時に、スマートフォンをベースにしたプラットフォームを目指している。その進む方向について福島良典CEOに話を聞いた。

 

──テレビCMをかなり打っています。すでに累積800万ダウンロードを突破していますが、どこまで伸びると思っていますか。

今のところの想定は、3000万~5000万ダウンロードがアッパーだと思っています。そこまでは無尽蔵に広告を打ち続けても大丈夫だと考えています。

参考にしているのはヤフートピックスのユニークユーザーです。ヤフトピのユニークユーザーは8000万ほどいる。そのうち半分がモバイルだとすれば4000万。ヤフトピは現状でそれだけのユーザーがいるので、スマホユーザーがこれからも伸びていくことを考えれば、うちも少なく見積もっても3000万、強気に見ると5000万はいけると計算できます。

──その数字になるまでは広告を打ち続ける?

広告は投資だと考えています。会計上は損益計算書に計上されるので赤字にみえるのですが、新規顧客を取るための支出は、すべて投資です。3年以内にはそこに到達することを目指します。

ユーザー獲得、コンテンツ獲得の両面で投資

──ニュース以外にもコンテンツの幅を広げていますが、コンテンツを増やしていく、というのもある意味では投資ですよね。当初はそれなりにコスト負担をしなければ参加するメディアは増えていかないでしょうから。

もちろん、そうです。コンテンツが面白くなければユーザーは獲得できないし、たくさんのユーザーがいなければいいコンテンツは集まりません。まさに鶏と卵の関係です。コンテンツ獲得、ユーザー獲得の両面で投資を続けます。

──累積5000万ダウンロードを実現したとき、実際のユーザー数がどのくらい残っているかも肝心です。

5000万ダウンロードあれば、少なくとも2000万人は使っているでしょう。3000万人いれば相当優秀だと思います。やはりアプリは消されたら2度とダウンロードされませんし、そのままに放置されて忘れられてしまうこともあるので、そこが難しい。

そこがブラウザを用いるサービスと違うところです。だから当然、「ブラウザでどのようにニュースをみせていくか」ということも考えていきます。ブラウザで検索した結果、アプリへ誘導するディープリンキングのような仕組みも使っていきたい。3年後はアプリがまだ強いと思いますが、5年後にはアプリは消えてなくなっているかもしれない。間違いなく、アプリはあまり使われなくなります。

次ページ「1PV1円」実現に向けての勝算は?
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • コロナショックの大波紋
  • 仲人はミタ-婚活現場からのリアルボイス-
  • ルポ「ホームレス」
  • インフレが日本を救う
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
「賃料補助」は焼け石に水<br>飲食店を追い込む“遅い政治”

多くの飲食店経営者が自粛要請に応じています。政治に求められるのは救済プランの素早い策定ですが、与野党案が固まったのは5月8日。せめて第1次補正予算に盛り込まれていれば――。永田町の主導権争いが、立場の弱い人たちを苦しめています。