グノシー、「数年後にはドローン飛ばします」

ニュースアプリは"入り口"に過ぎない

──なるほど。話が飛びますが、「プラットフォーム戦略」ということではグノシーフォンはつくりますか。

グノシーフォン、つくりたいですね。時代はフォンではないかもしれませんが、そうしたハードウエアにはめっちゃ興味があります。プラットフォームをやる、ということは当然、下のインフラの領域も常に意識しています。

──メッセージングアプリはやりますか。

チャンスがあれば(笑)。LINEさんは怒るかもしれませんけど、こういうコミュニケーションツールはどこかでリプレイスの瞬間がありますから、十分にチャンスはあるように思います。

タイミングをみてドローンには参入したい

──何でもやる、というふうにも聞こえてしまいますが、ほかに関心のある領域はありますか。

検討している分野はたくさんあります。今から携帯電話をやろうとしても正直、難しいと思うのですが、ドローン(無人ヘリコプター)などは必ずこれから伸びるので絶対にやっていきたい。今はニュースの会社とみられていますが、欲しい情報を欲しいときに欲しい人に届けるというのが、グノシーの目指していること。ハードウエアが届ける情報というものもあるわけです。タイミングをみて参入したいと思っています。

──ドローンは何に使うのでしょう。

配達網です。グノシーで情報を受け取り、購買というアクションに移る。そのときにドローンが荷物を届ける、という流れは絶対にあると思います。なかなかできないと思います。だからこそ、やりたい。そういう新しいイノベーションには積極的に取り組んでいきます。

──アマゾンのパクリという感じもしますが・・・。

パクリというか、アマゾンがやる、ということでそれを参考にしました。狙う領域は、どうしても近くはなると思うんですよ。グーグルが自動運転車に乗り出しているのはクルマをやる、というわけではなく、狙いは人工知能の部分です。僕も、情報処理という部分に関心がある。ドローンの課題も、賢い制御が必要になると思っていて、それは私たちの得意な部分なのでやっていきたい。

──買い物をして運ぶ商品も情報ということでしょうか。

そうです。商品もある種の情報だと思います、ちょっとナゾのこじつけではありますが・・・。興味あるのはハードそのものというより最適化する制御の部分です。データを組み合わせたり分析したりして最適な制御をする、というのは私たちの得意な領域です。

──プラットフォームを目指している会社は多い。他社にはない、グノシーならではの強みとは?

こちらが送りたい情報ではなく、ユーザーが求めている情報を届ける、というところがグノシーの大きな特徴です。顕在化したものだけでなく潜在的なニーズにも対応できるようにしたい。ユーザーの好みにマッチングするものを届けることによって、ユーザーの生活が豊かになるようにする。これがグノシーならではの特徴です。

ドローンも、配達網というよりも、究極的にはマッチングの問題に行きつきます。その人がすぐに欲しいと思えば、ドローンで届ける、ということが重要な選択肢になるはずです。欲しいと思ったら、すぐに届けてくれる、1日後であればいらない、ということもあるわけです。

──ここは六本木ヒルズの高層階です。ドローン、使えますか。

弁当を届けるみたいにボックスをボトッと落としていけば良いと思います。ドローンが普及してくれば、それにあわせて周辺のインフラも整っていくので心配していません。でも今年やるものでもないし、来年やるものでもなく、数年後の話です。

(撮影:梅谷秀司)

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