最新版!「スマホアプリ」人気ランキング スマニューが米市場でニュースアプリ首位に
「アップ・エコノミー」は、iOSやAndroidの上で提供されるアプリが生み出した新たなビジネス領域を指すバズワード。スマホのアプリとデータセンターに置かれたサーバーを通信させることにより、さまざまなサービスを実現する、というものだ。
「WhatsApp」「LINE」などのコミュニケーションアプリ、タクシー配車の「Uber」、スマホ専用ゲームの「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」や「モンスターストライク(モンスト)」、ニュースキュレーションアプリの「スマートニュース」「グノシー」などが、人気アプリの代表例。アプリは、ここ数年来、もっともホットなビジネス領域といえるだろう。
スマホアプリがどれだけダウンロードされ、どれだけ稼いでいるのか。その調査と推定を行っているのがサンフランシスコに本社を置くApp Annieだ。東洋経済オンラインでは、App Annieのデータをもとに、定期的に人気アプリのランキングを掲載していく。本格的な連載は年明け以降になるが、今回は12月19日に同社が発表した11月のランキングのうち、日本市場に関するものを掲載する。
LINEゲームが好調を維持
まずはアプリの中でも圧倒的に大きなシェアを占めているゲームアプリからみていこう。
ダウンロード数では、1位、2位、4位をLINEゲームが占め、3位にモンストが付けた。新顔としては、10月28日にグループス(NEXON子会社)がリリースしたRPG「SKYLOCK」が5位に、コナミデジタルエンタテインメントが11月10日にリリースした「ボンバーマン」が6位に躍進している。
有力タイトルは、発売直後に積極的なプロモーションを打つ。一気に順位を引き上げることが人気に火をつけるカギになるためだ。アップルやグーグルの広告プラットホームを通じたスマホ内広告が活況なのは、こうした事情があるためだ。
一方、売り上げランキングは、ユーザーがそのゲームを遊びながら支払っているお金の総額が多い順にランキングされている。ダウンロードの場合には、"広告でランキングを買う"ことも可能だが、売り上げの場合、多くの人が継続的に夢中になって遊ばない限りは、上位には行けない。
パズドラはダウンロード数でも10位以内に付け、売り上げでは長期にわたってトップを維持している。まさにオバケのようなロングセラーアプリだ。モンストも、ダウンロード数で3位、売り上げで2位という好位置に付けている。
ちなみにワールドワイドの売り上げランキングでは1位がスーパーセルの「Clash of Clans」、2位がパズドラ、3位がモンストだ。