「アプリ業者の子守」、App Annieが目指すもの 2015年には新サービスも投入
――App Annieはダウンロード数ランキング、売り上げランキングなど、他社と比べた自社の立ち位置を知るための情報を提供している。そもそも、このサービスをどうして思いついたのでしょうか。
私は、ペンシルバニア州のウォートンスクールでコンピュータサイエンスのMBAを取得しており、データ分析の専門知識を持っています。その後、システム関連会社においてデータアナリストとしてテック関係のデータ分析をずっとやっていましたが、この仕事は十分にやったという思いがありました。
そうした中で、新しいトレンドが起こりました。多くのモバイルアプリが伸びていったわけです。私自身、そうしたさまざまなアプリがどこでどのように売れているのかを知ることができずにフラストレーションがありました。それはおそらく、アプリビジネスをやっている会社がみな感じていたはずです。
そこでビジネスに必要なデータを提供できれば、非常に有用だと思ったのです。多くのソースからデータを取って解析することで可能でした。まずiOSのApp Storeから開始し、Google Playにも展開しました。
アップナニー=アップの子守
――以前から気になっていたのですが、社名の由来は?
"アップナニー(App Nanny)"から来ています。アプリのベビーシッターという意味です。アプリベンダーをサポートしていこう、ということを表しています。nを外してApp Annieとしたんです。
――アニーのキャラクターは子守なのでしょうか?
そうではありません。これは先生です。手にはチョークを持っているのが分かりますか?
――なるほど。口元がなんとなくシュミットさんに似ていますね。モデルは妹さんですか?
私に似ていますか? 初めて言われました(笑)。
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