花王「アタック」34年も洗剤首位に君臨できる理由 洗濯機、衣類の大変化に向き合い進化を怠らない
コロナ禍での洗濯意識の変化も聞いてみた。
「首都圏の20代から60代の既婚女性約800人に聞いた調査では、『外出時に着た服をこまめに洗う』『衣類への除菌・抗菌意識』がより高まっています。一方で、マスクを洗って繰り返し使う方は減り、コロナ禍当初に比べて半数以下になりました」(原岡さん)
外出機会が減ったのに、洗濯量は増えた
冒頭で在宅勤務が定着、と記したが、コロナ前より出勤日数が減ったにもかかわらず、衣類の洗濯量は増えたという。外出用のおしゃれ着ではなく普段着が多いが、服への除菌・抗菌意識は現在も高止まりしている(図表1参照)。
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一方、マスク洗いは、使い捨てマスクが入手しやすくなって普及し、洗って干す作業がかなり減ったのではないか。筆者の仕事関係者との意見交換でもそんな指摘があった。
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