「新しい資本主義」より「新しい経済政策」が重要だ 21世紀の経済構造にふさわしい経済政策とは?

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競馬である。

日本では、5月22日がオークス、5月29日が日本ダービーだったが、「本国」のイギリスでは、6月3日がオークス、4日がダービーである。来週以降、さらに同国の競馬は盛り上がり、ロイヤルアスコット競馬場では多くの古馬グレードレースが行われる。今年は、日本からも多数の馬が参戦するようだ。

とにかく、欧州に関しては、秋に開催されるフランスの凱旋門賞は一度勝たないことには、日本の競馬界天井詰まり感が取り払われない。

だが、すでに日本の生産馬が質量ともに世界で断トツであることは、世界中のホースマンの知るところである。凱旋門賞は、フランス特有の深い芝の特有のコースである。日本の競馬場が特殊で、(最近では)どんな欧州馬も日本馬に敵わないのと同じように、日本馬には向いていないだけのことではある。

そうは言っても、一度勝つ必要はある。また、やはり凱旋門賞を勝っている馬は、底力に優れているだけでなく、精神力、直線でのギアを切り替えたときの加速など、総合力に優れている。そのため、種牡馬、繁殖馬としてやはり価値の高い馬を多く生み出しているから、象徴的な意味でも、実際的な意味でも、一度は勝つ必要がある。

今年はどうやら日本ダービー馬、ドウデュースも参戦するようだが、その他の馬も含めて強く応援したい。そして、今月のロイヤルアスコットでも多くの馬の活躍を期待する。

安田記念はヴィクトリアマイルの上位馬で

それと比べると、5日の日曜日に行われる安田記念(東京競馬場、距離1600メートル、G1)での私の馬券が当たろうが当たるまいが、読者だけでなく、私自身も関心がなくなってくる。

世の中は、経済政策の時代から社会政策の時代、ギャンブルとしての競馬から文化としての競馬の時代である。ただ、5日のマイルのG1、伝統の安田記念は、いずれにせよ行われる。私も少しだけ馬券を買うだろう。

このレースは本当に強い馬しか勝てず、京都のG1マイルチャンピオンシップは勝てても、こちらは勝てない馬は多い。ということで、先月の牝馬のG1、ヴィクトリアマイルの上位馬は、ここでも有力だ。

私は、その上位3頭(ソダシが出れば本当はよいのだが。無駄にダートを使ったために休養に入ってしまった)、ファインルージュ、ソングライン、そしてレシステンシアまで有力だと思う。穴は、ダノンザキッド。

(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)

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