ゴルフのマスターズ、コロナ払拭した現地の実情 オーガスタでは会場はほぼノーマスクだった

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会場ではパトロンたちはほぼノーマスクだった(筆者撮影)
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コロナ禍以前の2019年、タイガー・ウッズが2005年以来5度目のマスターズ復活優勝し、ゴルフ界が盛り上がった。それからのコロナ禍で2020年は異例の11月秋開催となりダスティン・ジョンソンが優勝、2021年は松山英樹が待望の日本男子初メジャー・マスターズ優勝を果たした。

しかし、コロナ禍のため残念ながら日本からのメディアは現地に行けず、松山の優勝を間近で見ることは出来なかった。今年は日本のメディアも現地取材が許可となり、3年振りにオーガスタを取材することができた。コロナ禍でマスターズは変わったのかレポートする。

前年チャンピオンの松山に注目集まる

今年のマスターズは試合が始まる前、前年チャンピオンの松山英樹に注目が集まっていた。特に、日本人の礼儀正しさの象徴として、松山の早藤将太キャディが昨年優勝が決まった後、コースに向かって一礼する姿が、タイガー、ニクラウス、パーマーなど歴代の優勝者を含む映像の一場面として取り上げられ、現地のテレビ放映で繰り返し流されていた。

松山選手と早藤キャディ(筆者撮影)

次に注目が集まっていたのは、前年優勝者松山英樹がメニューを決めるチャンピオンズディナーであった。マスターズの歴代優勝者が一堂に会し、大会週の火曜日に開催される。

1952年からベン・ホーガンが最初の旗振り役となって始まった。前年の優勝者が、クラブ側と相談してメニューをきめる。

報道陣には、そのメニューと一堂に集まった写真だけが公開された。ディナーのメインは宮崎和牛であった。松山がマスターズに勝ったからこそ実現できた。このメニューは全米に報道され、日本食の大きなアピールになり、そのPR効果は計り知れない。

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