子どもに「LGBTQ」について聞かれた時の伝え方 子どもが「人と違うこと」に悩んでいることも

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自分だけが周りと違うと、孤独感で胸が押しつぶされるような思いになったりすることもある。そのことを君にも知っておいてほしいし、君自身が今苦しい気持ちを持っているのなら、そのことで、自分を責めないでほしい。

その困っていることを少しでも誰かに話すとラクになっていくこともあるよ。

同じような悩みを抱えている人はたくさんいる

心の中につらい気持ちがいっぱいになっているとイメージしてみよう。そのつらい気持ちの風船がパンパンになってはじけてしまいそうなとき、少しでも空気を抜くようにすることが「話すこと」なんだ。家族に話したくないことも、今は電話やメールやSNSで誰かに相談できるよ。

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困っていることを、1人で抱え込まなくてもいい。じつは君たちが知らないところで同じような悩みを持った人たちがいて、心の風船につらい思いをためているかもしれない。お互いに同じ悩みを分かち合うことで心が軽くなったりするものだよ。

今はインターネットのおかげで、世界中の人とオンラインで話せる時代になっている。

世界は君が思っている以上に広いもの。

だからこそ、君自身が自分のことを「ちょっとだけ大切にしてみようかな」って思うだけで、見えている世界も変わってくるかもしれない。もっと広い世界が君を待っているよ。

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世の中にはさまざまな人がいる、それぞれみんなが違っていい。親自身もその点を深く理解し、ぜひお子さんにも、「誰を好きになるのも自由だよ。君の気持ちを大切にしてね」と伝えてあげてください。

やまがた てるえ 助産師、チャイルドファミリーコンサルタント

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やまがた てるえ / Terue Yamagata

1975年北海道生まれ。助産師。チャイルドファミリーコンサルタント。看護学校卒業と同時に助産師学校へ入学。卒業後、総合病院、産婦人科クリニック、統合医療クリニックに勤務した後は地域の育児支援や、教育行政にも関わる。二児の母となってからは、母親の産後の心のケアができるよう、ブログを中心に情報発信している。また、チャイルドファミリーコンサルタントとして活動。保護者向けオンライン性教育講座の開催や執筆活動も積極的に行っている。著書に『13歳までに伝えたい女の子の心と体のこと』『15歳までの女の子に伝えたい自分の体と心の守り方』『13歳までに伝えたい男の子の心と体のこと』(すべてかんき出版)がある。

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