子どもに「LGBTQ」について聞かれた時の伝え方 子どもが「人と違うこと」に悩んでいることも

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

自分らしさの中にもいろいろな形があって、自分が生まれたときの性別(外見や生物学上の男性、女性)と自分自身が「男の子だ」「女の子だ」という感覚が一致している人を「シスジェンダー」と言うよ。それに対して、生まれたときの性別と自分の感覚が一致していない人を「トランスジェンダー」と呼んだりするよ。

また、どちらでもない感覚を持っている人を「ジェンダークィア」と表現することも。

●LGBTQとは

・L(レズビアン)…女性同士の同性愛者

・G(ゲイ)…男性同士の同性愛者

・B(バイセクシャル)…男性も女性もどちらとも恋愛する人

・T(トランスジェンダー)…心の性別と体の性別が一致しない人

・Q(クエスチョニング/クィア)…自分の性のあり方を迷っている・決めたくない人/ラベリングしない包括的な表現)

SOGIEという表現もある

今はSOGIE(ソジー)という表現も使われているよ。

・SO(性的指向)…性的指向。好きになる性

・GI(性自認)…性自認。心の性

・GE(表現)…ジェンダーの表現(服装など)

みんなが違うことが素晴らしいし、豊かなことだし、違いこそ素敵なことなんだけど、そこがまだ理解できていない人が多いんだ。

そのためにこの言葉を知ってもらって、1人でも多くの人が、違うということを認め合える社会になるようにと思って話をしたり、広める活動をしている人たちがいることを知っておいてね。

「みんな違って当たり前」ということを知らないと、その人たちを傷つけてしまう言葉を「知らずに」使ってしまうことがあるよ。でも、知っていれば、相手を無意識に傷つけることはなくなるよね。

だから「学ぶ」ことって本当に大切なんだ。そして、自分自身がまわりとの違いに劣等感を持たずにいていいことも一緒に「学んで」知っていってほしいな。そうすれば、相手のことも自分のことも無意識に傷つけることはなくなると思うから。

次ページ生きづらさを感じてしまうことも
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事