IKKOさん「人生で絶対削ってはいけないもの」5つ 厳しい時代、穏やかに過ごすための心構え

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

だからこそ、毎日毎日、お花にお水をあげるように自分を愛して。手間暇かけて愛したものは形がどうあれ美しく見えるものだから。日々、一滴の愛を、自分自身に注いで。それぞれよさがあるから。

39歳で初めて4日間の休みを取った

③ 休む時間

30歳で独立してから休みなく働き続けていた私は、39歳のときに、勇気を出して4日間の休みを取ることを断腸の思いで決めました。なぜなら経営者が休むということは、その間の売上が立たなくなり、多くの弟子を抱えている私にとっては財政難になることを意味するほど重要な決断だったから。

私がいきたいと思ったのは幼少期の「夏休みのラジオ体操」の空気感が残っていた所。以前、仕事で訪れたときに、そんな空気感を放っていたのが「セブ島」でした。セブ島が教えてくれたことは、人間に痛めつけられていないジャングルは、涙が出るほど私に優しく、でこぼこ道にある木々は自然のままで心に馴染んだということ。

一方で、「舗装」されて痛めつけられた木々は逆に私には優しくなかったということです。目に映る景色が私の心を少しずつ、責任のなかったあの夏休みのラジオ体操の頃へと、タイムスリップさせてくれました。

人は責任を問われると、責任のなかった頃に戻りたくなるのではないでしょうか。私の心が穏やかに穏やかに、変わっていった4日間は、人生の中で、大切な大切な休息となりました。

④ 感謝の気持ち

思っているだけじゃ相手に伝わらないから、感謝を前のめりに表現したいと私は思うの。「相手が喜ぶことってなんだろう」ということを考えて、それを実際に表現する癖をつけることが大事ですね。

次ページ気持ちを示すのは「小さなこと」でいい
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事