IKKOさん「人生で絶対削ってはいけないもの」5つ 厳しい時代、穏やかに過ごすための心構え

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自分ができる小さなことで、なんでもいいの。例えば私の場合は、毎日、事務所に来てくれる配達の方に、夏は冷えたお水のボトルをお渡しするようにしています。暑いときに生ぬるい水をあげても仕方がない。だから、同じように出すなら、冷蔵庫で冷えたお水を差し上げたほうが、喜んでもらえるんじゃないかと思っています。

今は人にそんなにおせっかいする時代じゃないって言う人もいるし、やりすぎだとかそれは違うんじゃないという意見も、それはそれで聞くようになりました。

私の思いが相手への負担になっていたらそれは考え直します。でも相手の立場にたって考えた先の感謝はきちんと伝わると感じています。感謝は素直に伝えていく。それはこれからも変わりません。感謝、感謝。

愛は男女だけでなく、人生すべてにかかわる

⑤ 愛を持って人と接すること

歳を重ねるほど、若い頃よりもシンプルに生きることは大切だけど、心のないドライなお付き合いばかりをするのは危険ですね。人と愛を持って接することで、また愛を受け取るものだから。シンプルにコンパクトに生きると決めても、「愛」だけは忘れないこと。

1ミリの優しさ~IKKOの前を向いて生きる言葉
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愛というのは、男と女だけではなくて、人生のすべてにかかわるもの。お互いにみんな気をつけようね。愛のない人生なんて悲しいから、愛を持って。

以上、『1ミリの優しさ』より、抜粋して5つ紹介させていただきました。ここまで読んでくださった皆さまに、心から感謝いたします。

人生がうまくいかないとき、立ち止まってしまったときには、「苦しいときや辛いときに頑張るのは難しい。だから、1日1ミリでも前に進めば大丈夫。少し後ろに下がっても、また1ミリ前に進めばいい」。この言葉を思い出して。

焦らず、ゆっくり、ゆっくり。今回のメッセージが、どこか1つでも、じんわりと響いてもらえたら嬉しいなと思います。

IKKO 美容家

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1962 年1 月20 日生まれ。 19 歳で横浜元町『髪結処サワイイ』に入社。その後、ヘアメイクアップアーティストとして独立。アトリエIKKO を主宰し、女性誌をはじめ、テレビ、CM、舞台などのヘアメイ クを通じ『女優メイクIKKO』を確立。 現在では、美容家・タレントとして活躍する傍ら、多くの美に対するプロデュー ス業にも注目が集まる。 2008 年女性誌マリクレール・ジャポン、初の人物賞として「プラネットミュー ズ賞」、2009 年韓国観光名誉広報大使( 韓国観光公社) に任命され、 「ソウル観光大賞」、2020 年@ COSME「BEAUTY PERSON OF THE YEAR2020」、その他多数受賞。

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