「なかなか風呂に入らない子」に、まずかける一言 親は理由を聞いて、急かすより見通しの共有を

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どうしても入ってくれないときは、別に無理して入らなくてもいいと思います。冬場なら、1回入浴しないくらいで、ひどく臭ったりはしないはずです。さすがに夏場は汗でべとつきますから、夜に入浴しなければ次の日の朝は、自分でも体のベタつきや臭いを不快に感じるのではないでしょうか。

親御さんも、あまりに忙しくて帰宅が夜遅くなり、お風呂をパスして布団に入ってしまった経験はありませんか。お母さんなら、お化粧を落とさずに寝てしまったりした経験がきっとあるはずです。翌朝、「ちゃんと入ればよかった」と反省しつつ、家を出る時間を気にしながら、急いでシャワーを浴びたりしますよね。そうした過去を経て今、元気に生きているのですから、1回入浴しないくらい大した問題ではありません。

これくらい開き直っても大丈夫です。

何を言っても、どうしても入ってくれないなら、

「じゃあ、今日くらいは入らなくてもいいか!」

と、あっけらかんとしても構いません。たとえ明日、お子さんが臭くなっていても、それはそれです。もし、朝になって「シャワーを浴びたい」と言ってきたら、おそらくお子さんは十分反省しています。だから間違っても、

「ほら! だから昨日言ったじゃない!」

などと、お子さんをなじったりせず、

「学校に間に合うように、ささっと浴びておいで!」

と、気持ちよくお風呂に送り出してほしいものです。

時間がないのになぜ動かないのか

お風呂の例をあげて説明しましたが、「反抗期」の子と接する親御さんは、何かとお子さんを急かそうとするものです。いわく、

「早く勉強しなさい」

「早く片付けなさい」

「早く準備をしなさい」

「早くご飯を食べなさい」

朝から晩まで、早く、早く、とお子さんを急かします。

これは仕方がないのです。急かさないわけにもいきません。先にも言ったように、お母さん、お父さんには先の見通しがあるので、まだまだやることはたくさんあって、時間がいくらあっても足りないように思うのに、お子さんはのんびり別のことをやっているから、

「今、何時だと思ってるの!」

と、焦りに拍車がかかります。小学生も高学年になれば、多少は見通しも立つようにはなりますが、大人と同じようにはいきません。親と子の見通しが合致しないから、それぞれの初動やスピードにも差が出ます。わかっているつもりの子と、子がわかっているようには見えずに焦る親とのバトルが勃発するのは、このズレが原因です。

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