小学生の学びに見えた承認欲求との付き合い方 果てのない山登りのようだが成長の糧にもなる

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本当に満たされきってしまったらそこでストップしてしまう(写真:Greyscale/PIXTA)

褒められたい。

認められたい。

誰かに見てもらいたい。

満たされたい。

「承認欲求」と呼ばれるものを、ボクたちはさまざまに抱えています。

SNSでの発信が当たり前になったいま、「承認欲求」はかなりホットなワードとなりました。多くの種類の承認欲求が存在するように、承認欲求を満たす手段というのもまた、いまの社会にはたくさん存在しているみたいです。

ただ、「承認欲求」とは、なんか堅苦しい表現ですね。最近ではちょっとマイナスなイメージも含んで使われているようにも思います。だけどボクは、承認欲求に、なにか「成長」にまつわるポジティブなエネルギーを感じているので、ためしに親しみを込めて……例えば、そう「みてみて欲」くらいカジュアルな呼び方をさせてください。

アイスは溶ける

ボクは、小学校で先生をしています。拙著『one and only 自分史上最高になる』でも触れていますが、小学校の子どもたちにも、みてみて欲があります。

低学年のクラスを受けもったとき、かけ算の九九を覚えてもらおうと「100ます計算」ならぬ「81ます計算」をやりました。

1から9までの数字をタテヨコ1列目に順番に並べた表をつくり、「よーいドン!」のかけ声で、F1の音楽にのせて、81のますをかけ算して埋めていくというもの。

次ページ2分以内にできた子には「U2」の称号が
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