ゲーム中毒の子に苦悩する親に知ってほしい心得 大事なのは付き合い方、プラスの影響もある
ゲームをやめられないのは当たり前
これまで何度も、親御さんから「うちの子は決められた時間にゲームをやめられない」という相談を受けてきました。
ゲーム機という機器をお子さんに与えるときは、その瞬間から、長きにわたるゲームとの闘いが繰り広げられることになるのだと、覚悟が必要です。
なぜなら、面白いからです。任天堂やソニーなど、日本が世界に誇るスーパークリエイターたちが、日夜必死でゲームを開発しています。世界中がそれを買い求め、熱狂しているのです。面白くないわけがありません。
何が言いたいかというと、
「30分だけゲームさせて」
と、お子さんが言ったとしても、30分でやめられはしません。ゲームに熱中していたら時間はあっという間に過ぎていき、たった30分ではゲームをした気になれません。あっさり切り上げられるゲームがあったとしたら、それは間違いなくつまらないゲームです。
この事実を知らずに、
「30分だけね。いいよ」
と言ってしまうと、30分後には、
「ゲームをやめなさい! 約束したでしょ!」
と、叱ることになってしまいかねません。
ゲームをお子さんに渡すとき、
「やめなさい、と言ってもやめられない」
という状況が必ず今後起こることを見越して、事前に、ゲームに関するルールを決めておく必要があるのはそのためです。もし今、
「ゲームをやめなさい!」
と、叱る状況になっているとしたら、すでにこの問題は末期状態です。早急にルール作りを行って、お子さんがそれを守れる環境を整える必要があります。
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