ゲーム中毒の子に苦悩する親に知ってほしい心得 大事なのは付き合い方、プラスの影響もある

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ゲームのルール作りについては、

「ゲームは1日1時間」

「ゲームは1週間に5時間」

「勉強を1時間きっちりやれば、寝る時間までゲームをやってOK」

といったルールの決め方の他には、

「今日は、何時までゲームをする予定なの?」

と尋ねてみて、その日の終了時間をすり合わせておくのも効果的。

「8時まで」

「8時から宿題すると、寝る時間がなくなっちゃうよ。6時でお願いします」

「やだ。7時」

「夕食も食べなきゃいけないので6時で。ただし、プラス10分おまけしますよ」

 と、交渉してみてください。

実現可能で子どもにも裁量のあるように

また、ゲームのジャンルにもよるのですが、1つのステージが終わったら、次のステージが開いて……と、段階で進んでいくタイプの場合、新ステージに入ってしまうと、途中で終わらせるのが難しくなることがあります。ですから、

「残り5分を切ったら、新しいステージには行かないようにしよう」

「区切りのいいところで終わらせたら、残りの時間は明日に持ち越そう」

といった、お子さんが「ゲームをここで終わらせてもいいかな」という気になりそうな提案ができたら、効果がありそうです。

お子さんと話し合って、実践してみて、改善部分を検討し、生活に支障の出ないルール作りを目指すといいでしょう。

子どもにゲームを与えると、「ゲームをやめない問題」に続いて問題となるのが「寝不足」です。

とくに、インターネットをつないで友人と一緒にゲームをするようになると、歯止めがきかなくなる傾向があります。この点については、ゲームをやる時間帯だけでなく、お友達との関係性など含めて、親御さんがどれだけしっかり管理できるかにかかっています。

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