福岡のヒーロー番組「ドゲンジャーズ」成功の裏側 「企業ヒーロー」設定でビジネス面でも注目の的に

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青汁で知られるキューサイともタイアップ。『ドゲンジャーズ~ハイスクール~』では青汁を取り入れた演出も予定している ©DGN3

福岡のヒーローが集結した人気特撮シリーズ「ドゲンジャーズ」の最新シーズンとなる「ドゲンジャーズ~ハイスクール~」が毎週日曜あさ10時よりKBC九州朝日放送、東京MXで放送されているほか、YouTubeでも配信されている。

子ども向けおもちゃなどのタイアップを主としたBtoCのビジネスモデルとなる従来の特撮ヒーロー作品とは違い、福岡の地場企業とのタイアップなどを主とするBtoBのビジネスモデルで展開するのが「ドゲンジャーズ」の特色だ。

九州を拠点に活躍

九州を拠点に活躍するヒーローが集まった「ドゲンジャーズ」は、九州征服を狙う「悪の秘密結社」と戦うさまをギャグ満載で描き出した特撮作品。もともとはヒーローショーに悪役を派遣していたイベント会社「悪の秘密結社」が、北九州市のローカルヒーロー・キタキュウマンら、九州で活躍しているヒーローたちとヒーローショーで共演したことから始まる。

その後、「悪の秘密結社」のプロジェクトとして、大賀薬局のヒーロー、オーガマンが誕生。「薬飲んで寝ろ」という決めぜりふがまたたく間にSNSでバズり、制作陣はオーガマンやキタキュウマンら九州のヒーロチームで番組を作りたいと熱望した。そしてさまざまな調整を経て福岡のKBC九州朝日放送で映像作品が放送されることとなった。

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