IT導入で農業・飲食が一体に「6次産業化」への期待 DXによってさまざまな産業の垣根がなくなる

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(写真:mits/PIXTA)
「デラックス」だと思っていた人が多かったであろう「DX」という言葉で略される「デジタルトランスフォーメーション」ですが、最近ではさすがにそう思われることもなくなりました。
先進的な企業はこのことをよく理解して、妥協なき投資でDXを推進しています。一方で、真剣にDXと向き合っている企業はまだまだ多くありません。多くの紙や帳票に囲まれて目の前の業務に邁進する企業も多いのがリアルな実態です。
ではなぜ、これほどまで世の中のいたるところでDXが叫ばれているのでしょうか。
NDUSTRIAL-X代表取締役、広島大学AI・データイノベーション教育研究センター特任教授の八子知礼氏の著書『DX CX SX ~挑戦するすべての企業に爆発的な成長をもたらす経営の思考法~』から、DXとは何か、なぜ必要なのか、そしてどのようなトレンドが起こっているのかを、2回にわたってお伝えします(第2回、第1回はこちら)。

2040年までのビジネスのトレンドを読むうえで押さえておきたい7つのポイントがあります。「①現実世界の仮想化」「②仮想世界のリアル化」「③業界の境目がなくなる」「④リモート化は加速度的に進行する」
「⑤SDGsとESG経営」「⑥人口減少の脅威」「⑦第4次産業革命の必要性」の7つです。

順を追ってご説明していきましょう。

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電話がLINEやZOOMに置き換わった

① 現実世界の仮想化

「現実世界の仮想化」とは、リアルな空間のあらゆるモノゴトのデジタル化を意味します。これは少し考えると、複数の事例が存在することに気がつきます。

企業は基幹システムなどを提供するサーバーがクラウド化したことで、ハードウェアを持つ必要がなくなりました。これはコンピューティングの仮想化です。

また、19世紀の発明以来、長いあいだ利用されてきたハードウェアである電話は、LINEやZOOMなど、これまで以上の機能を持ち、しかもスマートフォンの中で1つのアプリ=ソフトウェアとなりました。そして交通系のICカードや○○ペイのような決済アプリは、財布を仮想化したものといえます。これらが現実世界の仮想化です。

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