データを駆使した「デジタル農業」が成功する理由 モノ・コトをデジタル化できない組織は危ない

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さまざまなモノ・コトをデータ化し未来を予想する。それができるかどうかが、産業や企業、組織の生き残りのカギになる(写真:buritora/PIXTA)
「デラックス」だと思っていた人が多かったであろう「DX」という言葉で略される「デジタルトランスフォーメーション」ですが、最近ではさすがにそう思われることもなくなりました。
先進的な企業はこのことをよく理解して、妥協なき投資でDXを推進しています。一方で、真剣にDXと向き合っている企業はまだまだ多くありません。多くの紙や帳票に囲まれて目の前の業務に邁進する企業も多いのがリアルな実態です。
ではなぜ、これほどまで世の中のいたるところでDXが叫ばれているのでしょうか。
NDUSTRIAL-X代表取締役、広島大学AI・データイノベーション教育研究センター特任教授の八子知礼氏の著書『DX CX SX ~挑戦するすべての企業に爆発的な成長をもたらす経営の思考法~』から、DXとは何か、なぜ必要なのか、そしてどのようなトレンドが起こっているのかを、2回にわたってお伝えします(第1回)。

近年、AI、IoT、VR/AR、3Dプリンター、自律運転、ドローンといった、最新のデジタル技術がメディアを賑わせています。

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世の中を騒がせる「DX」とは何か?

いずれもデジタル技術を活用して私たちの生活をスムーズ、かつスマートにしてくれるテクノロジーばかりです。それらが生活やビジネスに浸透することで社会全体に大きな変化が訪れ、私たち生活者のライフスタイルも新しいモデルに変化していきます。これをデジタル・トランスフォーメーション(DX)といいます。

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