ウィル・スミス自伝で告白していた二重人格の闇 妻は45日連続で泣き、一時は年下の恋人を作る
世界を騒然とさせたウィル・スミスの平手打ち事件から、約1カ月が経つ。この間、ウィルは、映画芸術科学アカデミーを自ら退会し、アカデミーはウィルに10年間アカデミー主催のイベントに出入り禁止の懲罰を与えた。
ウィルは、アカデミーの決定を受け入れると伝えて以来、この件に関して何もコメントをしていない。彼の妻ジェイダ・ピンケット・スミスも、インスタグラムに「今は癒やすための季節」という漠然とした投稿をしただけだ。
彼女が娘、母と主宰するFacebook Watchのトークショー『Red Table Talk』も、「スミス一家は癒やしに専念します。その過程で発見したことは、正しい時が来たら、ここで分かち合うこともあるでしょう」と、今は何も語るつもりはないという旨のメッセージを伝えた。
回顧録に書かれていた内面の葛藤
だが、昨年11月に出版されたウィルの回顧録『WILL』を読むと、あの出来事を招いてしまった背景がわずかながら理解できるような気がしてくる。いつも明るくて楽しそうなナイスガイのイメージを貫いてきたウィルは、内面で葛藤を抱えていた。また、愛する女性を大切に思う一方で、自分の考え、理想を押し付けてしまう傾向が以前からあったようなのだ。
ウィルとジェイダの出会いは、ウィルがテレビドラマ『The Fresh Prince of Bel-Air』に主演していた頃に遡る。ウィルはジェイダを見てひとめぼれしたが、仲良くなるきっかけがないまま最初の妻シェリー・ザンピノと出会い、結婚をして、長男トレイ(本名はウィラード・キャロル・スミス3世)が生まれた。
しかし、この頃、ウィルは映画俳優としてのキャリアを築くのに必死だったこともあり、夫婦仲はすぐに破綻。そんな時、共通の友人が彼とジェイダを引き合わせ、シェリーが離婚申請をした5日後に、ウィルはジェイダに電話をかけて「付き合おう」と言っている。
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