1杯8000円!「糞コーヒー」は魅惑の香り?

アジアの知られざるオモシロコーヒー事情とは

唯一飲んだことがあるというのは、ジャカルタ女子ではなく、マレーシアのChewさん(34歳)。「最初に飲んだ時は、本当のことを言うと特に印象的なことはなかったけれど、飲み終わったあと口が驚くほど違う。舌のまわりに残るフルーティな味と香り、そしてそれがゆっくりと鼻へと伝わってくるのです。さわやかなそよ風のような感覚でした」と感想を述べた。

世界のコーヒー生産地について調べてみると、言わずもがなの1位ブラジルに、2位ベトナム、3位コロンビア、4位インドネシアと続く。

実は、このコピ・ルアク、2位のベトナムにも存在しており、調べてみればベトナム最大のカフェチェーン、「チェングエン」のものは1キログラム3000ドル(約35万円)とインドネシアの6倍の値段、しかも年間40~50キロしかとれないそうだ。現地値段でこれである。ベトナム産を日本で飲んだら、1杯いくらになるのだろう。

ジャコウネコだけじゃない、ゾウの糞コーヒーも!

真っ赤に燃える炭火を直接コーヒーの中へ入れるコピ・ジョス

糞コーヒーについてはあまり製造過程を想像したくないが、タイのPhungさん(30歳)からは、「タイには、ブラックアイボリーコーヒーという、ゾウの糞からとれるコーヒーがあります」と語る。

飼育されているゾウの糞なので、採取しやすいし出るモノも多いのだろうが、タイでは1杯5000円ほどもするという。果たしてこのゾウコーヒーとジャコウネココーヒー、味の違いはいかほどなのだろうか。

糞コーヒーの話はこのくらいにしておこう。アジア各国には、まだまだ知られざるコーヒーが存在する。インドネシアについてもう少し紹介すれば、これぞ本格炭火コーヒーという逸品、インドネシア・ジョグジャカルタにあるという「Kopi Joss」(コピ・ジョス)がある。

元々屋台で売られていたそうだが、赤々と燃える炭火をガラスのコップの中に浮かばせ、その炭火が冷えて黒くなるのを待ち、炭火を取り出してから飲む。「ジョース」という炭火を入れた音からこの名前がついたのだそうだ。

「消化器官の具合が悪いときに緩和すると言われているコーヒーよ」とPutriさん(24歳)が教えてくれた。

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