障害者雇用率トップ企業はリヒトラブ、雇用者が100人を超える資生堂が6位--『CSR企業総覧』注目データランキング

拡大
縮小


 少し古い資料となるが、第3回のダイバーシティ経営大賞への資生堂の応募資料(09年冬応募)には、「“誰もが生き生きと働くことができる職場づくり”に向けた取り組みの一つとして、障がい者の雇用促進に取り組んでいる。」とある。確かに、05年度2.52%、06年度2.54%、07年度2.77%、08年度2.78%と順調に数字はアップ。09年度も含めて着実に成果を上げていることがわかる。

さて、厚生労働省の調査によると多くの障害者が働く小規模施設などの平均工賃(賃金)月額は1人あたりわずか1万2695円。一方、大手企業ではその10倍以上の給料を支払うこともある。

企業が障害者を雇用することは障害者本人にとって自立につながることはもちろん、障害のある人が福祉対象から納税者に変わるという経済的なメリットも見逃せない。経済的に安定した障害者が増えれば、国の負担も減少する。企業が果たす役割は非常に大きい。

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
猛追のペイペイ、楽天経済圏に迫る「首位陥落」の現実味
猛追のペイペイ、楽天経済圏に迫る「首位陥落」の現実味
ホンダディーラー「2000店維持」が簡単でない事情
ホンダディーラー「2000店維持」が簡単でない事情
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT