プロスポーツでNFTの活用が広がる中、ミクシィの攻勢が目立っている。2021年は暗号資産交換所のビットバンクや、米NBAのNFTトレーディングカードを企画・開発したカナダのダッパーラボ社と立て続けに提携。同年末にはJリーグのFC東京の運営元を子会社化した。木村弘毅社長は、これらのピースをどう組み合わせるのか。
──NFTはスポーツ界をどう変えていきますか。
音楽にしても、ゲームのアイテムにしても、個人がデジタルなものをコレクションする時代になった。NFTがあれば、唯一性が証明され、売買できるようになる。「プロ野球チップス」のカードのような景品もそう。例えばファンクラブに入ったら、選手のNFTトレカを買う権利をもらえるといったことも増えるだろう。
ファンではない人にいかに試合に足を運んでもらうか、お金を使ってもらうかという考えが今のスポーツには足りない。スポーツのNFTがオープンな市場で取引されるようになれば、将来の値上がりを狙った投機目的のお金など、ファン以外からの資金流入が増える。これは、スポーツベッティング(賭け事)と同じだ。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら