「インターネットの登場と同じくらいすごいこと」。GMOインターネットの熊谷正寿会長兼社長は、NFTについて興奮気味にそう表現する。同社は2021年8月から、NFTマーケットプレース「Adam byGMO」を開始。著名なアーティストらが相次いで出品している。熊谷社長にNFTの将来性を聞いた。
──なぜNFTに、そこまでの期待を寄せているのですか。
デジタルデータの唯一性を証明する部分に注目が集まっているが、柔軟な課金手段になりうる点に最大の可能性がある。
例えば書籍の流通では、書店で本を買うと、店と著者、出版社にお金が入る。だがブックオフのような2次流通に出すと、その店と売った人にしかお金が入らない。
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