年末年始はさまざまなジャンルの会合が増えます。社内の忘年会に新年会。さらに取引先の賀詞交換会。会合の合間には食事、アルコールも入って、ほろ酔い状態。さらに、別の会合へと移動。それから仕事……と過密スケジュールでぐったりしてする人が多いかもしれません。
毎年恒例の風景ではあるのですが、今年は例年より会合の数が多い、という声も周囲でよく聞きます。当方も、12月後半は1日で3つ以上の会合を1時間ごとに移動する日もありました。そのときに乗ったタクシーの運転手が
「年末の喧騒が戻ってきました。タクシーで移動する人も増えて、景気の回復を感じますよ」
とうれしそうに話してくれたのが印象的でした。
ちなみに大手企業の冬のボーナスの平均額が発表されましたが、およそ85万円と昨年に比べ5%増となっています。これはバブル期以来の伸びです(一方で、実質賃金は16カ月連続で下がったままですが)。
年末商戦に関して、小売業の方々に取材すると「やや上向き」という回答が多く返ってきました。企業優遇のトリクルダウン(滴り落ちる)政策の効果を感じるタイミングになってきたのかもしれません。こうしたことも、会合が増える背景にあるのでしょう。
多くの人が会合を待ち望んでいた!?
さて、このように景気が回復傾向になると、年末年始の会合は増えるもの。これまでの恒例であった企画に加えて、
《久々に関係者で集まり、未来を語ろうではありませんか》
と人が集まる新たな企画がされがちです。
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