「ネットばかり見る人」ほど要注意!5大落とし穴 「間違った情報」に振り回されない!簡単なコツ
3つめの落とし穴は、「ネット記事に時間を浪費し、『書籍を読む時間』を確保できない」ということである。
「1日たった5分だけ」でも、読書に回してみる
仕事や勉強でパソコンに向かったのはいいけれど、数分も経たないのに、気づいたらスマホでツイッターを見ている、なんてことはよくある光景だ。
再びパソコンに向かっても、LINEの通知がやってきて、ついメッセージを見てしまう。友人から面白そうな動画のリンクが送られてきていて、つい目を奪われ、大笑いしてしまう……。
大事な人と一緒にいるときでさえも、ついスマホを見てしまって家族や恋人に注意された経験のある人も多いだろう。
スマホはわたしたちの優秀な「第二の脳」ぐらいになってしまっている、欠かせない人生のパートナーだ。しかし、スマホに時間を使いすぎるのも、当然よくない。「ネットでしかわからないこと」があるのも事実だが、「ネットだけではわからないこと」も当然、たくさんある。
例えば、「1日たった5分」でもいいから「書籍を読む」だけで、ネットだけでは得られない「多様な視点」を得られることに気づくはずだ。
書籍のメリットはひと言でいうと、「情報が集約、網羅されているので、1冊で『多様な視点』を得やすく、知りたいテーマの全体像を理解しやすい」ということである。それはもっぱら「文字量という長さ」の問題であり、ネット記事は長いとなかなか読まれず、「多様な視点」を得ることは難しい。
「たった5分」でも、毎日「読書」を積み重ねていけば「さまざまな視点」の獲得につながることを実感できるはずだ。
もうひとつ「ネットばかり見る人」に限って、思いがけない「陰謀論」に巻き込まれることも少なくない。
「『SNSをなんとなく使っている人』が知らない3盲点」でも触れたが、「エコーチェンバー」という言葉がある。「残響室」という意味で、音が壁などで吸収されずに、いつまでも残りつづける特殊な実験室のことだ。
そこから、「同じような信念や考えを持つ人たち」が閉鎖的な場所に集まると、「ひとつの信念」だけがどんどん増幅されてしまうことをたとえている。
この「偏った信念」に振り回されると、自分が信じていたことが「否定」されるように感じてしまいがちだ。そして、心の片隅で「ひょっとしたら自分は間違っているのかも……」という疑念が生じても、自分のアイデンティティーが崩壊する怖さから「偏った信念」にしがみついてしまうことにもなりかねない。
ネットの情報は、「偏った情報」による危険性も兼ね備えていることを認識しておく必要があるのだが、ネットは「自分が見たいものだけ見る傾向」が強いので、ネットばかり見ていると、ついつい「陰謀論」などを信じてしまいやすいのである。
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