「ネットばかり見る人」ほど要注意!5大落とし穴 「間違った情報」に振り回されない!簡単なコツ

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ひとつめは、「ネットに書いていることを何でも『鵜呑み』にしがちなこと」である。

1本の記事だけでは「全体」を把握できない

【1】ネットに書いていることを、何でも「鵜呑み」にする

たいていの社会の出来事は複雑で、「何が原因だったのか」という「因果関係」もひと筋縄ではいかないものだ。

「知」に誠実な人だったら、必ず「複数の原因」を並べて、ここから「この原因は証拠がない」「こっちの原因は科学的ではない」とひとつずつ潰していって、本当の原因を推測していく

しかし、その「因果関係」が明確でなくても、ネットに書いていることは何でも真に受けて読んでしまう人が大勢いる。

例えば、人を釣る「単純な結論」をダン!と書くだけで、それを思い切り断言してしまったり、「関係者」「専門家」「業界人」を匿名のままで書いていたりする内容も少なくない。「公開されていない秘密の情報」だけを論拠に「真相」を語っていることもある。

しかし、書籍を読んだりせず「ネットしか見ない人」ほど、「複数の視点」から物事を考えることができず、1つのネット記事の内容を鵜呑みにしやすいのである。

【2】「断片的な知識や情報」ばかり身につくが「全体像」がわからない

1本の記事を読んだだけで「これで全部わかった」と思い込んでしまう人はいないだろうか。

どんな出来事でも、すぐに全容を理解するのは難しい。ある出来事について、ひとつのニュース記事を読んだだけでは、その出来事を理解することはできない。いろいろな記事なり書籍なりを読んで「複数の視点」を知り、物事を「多面的に考える」アプローチが必須になる。

だから、ネットを見るうえで大事なのは、1本の記事を読んだだけで「これで全部わかった」と満足しない、という姿勢だ。記事を1本読んだら「これだけでは、まだ断片でしかない」と自分に言い聞かせることである。

しかし、「ネットしか見ない人」ほど、1つひとつの断片的な知識や情報は身につくけれど、「全体像」がわからないまま、ということも多いのである。それには、後述する「書籍のもつ役割」も大きいのである。

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