「説明が下手な人」に共通する致命的な4大欠陥 判で押したように「同じような思考回路」だ

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説明が下手な人は、なぜ、同じ失敗を何度も繰り返すのでしょうか(写真:metamorworks/PIXTA)
説明が下手な人は、なぜ、同じ失敗を何度も繰り返すのか? それは、根本的な「考え方」「思考」に欠陥を抱えているからだと、26万人超の登録者を擁するビジネス系YouTuberのハック大学 ぺそ氏は言います。外資系金融機関に勤める現役ビジネスパーソンである同氏がビジネスの現場で使えると実感したテクニックを上梓した『「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた』から「説明下手な人の特徴」を中心に一部抜粋・再構成してお届けします。

説明下手な人は全員同じ思考回路をしている

「説明」はビジネスの現場で最も重要視されるスキルの一つです。私がビジネスの世界に足を踏み入れたばかりのころ、上司、先輩だけでなく取引先の人たちもふくめ、多くの人たちの説明のやり方をじっと観察しつづけました。

そのうちに、「説明が下手な人」はテクニック以前の心構えの点で、説明が上手な人とは違いがあることに気づきました。

それも、下手な人は判で押したように、同じような思考回路をしているのです。

なぜかといえば、人間の行動というのは、その背景にある「考え方」が具現化したものだからです。極端な話、正しい考え方をしていれば、正しい行動ができますし、間違った考え方からは間違った答えしか出てきません。

以下、ご紹介する4つの特徴を見て、ご自身に心当たりがないかどうか、ぜひ確認してみてください。

■特徴1 「相手が聞きたいこと」を考えず「自分が伝えたいこと」だけ話す

説明がうまくいかない最大の理由を一言で言うなら、「相手を無視している」からです。相手に向けて説明しているんだから、まさかそんなことをするわけはないと思うかもしれませんが、緊張や経験不足が原因で、あるいは、配慮不足や不注意のせいで、ごく当たり前の「相手のことを考える=相手ファースト」の大原則が、頭の中から消し飛んでしまうことがあります。

説明しなきゃ、説明しなきゃ……という気持ちばかりが先走ってしまい、言葉が続かなくなったり、沈黙が生まれる瞬間が怖くて、口が勝手に動いたり、無理に言葉をつないだりする経験が、私にもありました。

自分としてはいい説明をしているつもりなのに、なぜか相手に伝わらない。そんなとき、あなたの説明は「自分ファースト」になっている可能性が高いのです。

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