「説明が下手な人」に共通する致命的な4大欠陥 判で押したように「同じような思考回路」だ
説明下手な人は全員同じ思考回路をしている
「説明」はビジネスの現場で最も重要視されるスキルの一つです。私がビジネスの世界に足を踏み入れたばかりのころ、上司、先輩だけでなく取引先の人たちもふくめ、多くの人たちの説明のやり方をじっと観察しつづけました。
そのうちに、「説明が下手な人」はテクニック以前の心構えの点で、説明が上手な人とは違いがあることに気づきました。
それも、下手な人は判で押したように、同じような思考回路をしているのです。
なぜかといえば、人間の行動というのは、その背景にある「考え方」が具現化したものだからです。極端な話、正しい考え方をしていれば、正しい行動ができますし、間違った考え方からは間違った答えしか出てきません。
以下、ご紹介する4つの特徴を見て、ご自身に心当たりがないかどうか、ぜひ確認してみてください。
説明がうまくいかない最大の理由を一言で言うなら、「相手を無視している」からです。相手に向けて説明しているんだから、まさかそんなことをするわけはないと思うかもしれませんが、緊張や経験不足が原因で、あるいは、配慮不足や不注意のせいで、ごく当たり前の「相手のことを考える=相手ファースト」の大原則が、頭の中から消し飛んでしまうことがあります。
説明しなきゃ、説明しなきゃ……という気持ちばかりが先走ってしまい、言葉が続かなくなったり、沈黙が生まれる瞬間が怖くて、口が勝手に動いたり、無理に言葉をつないだりする経験が、私にもありました。
自分としてはいい説明をしているつもりなのに、なぜか相手に伝わらない。そんなとき、あなたの説明は「自分ファースト」になっている可能性が高いのです。
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