「彼氏の本心が知りたい」「子どもが何か隠し事をしているようだが、何を隠しているのか知りたい」など、ストレートに相手に聞きづらいとき、あなたはどうするだろうか。正面突破しようとしても、おそらくはぐらかされてしまうだろう。
しかし、テクニック次第では、さりげなく本心を引き出すことができるという。元FBI特別捜査官で数々のスパイや容疑者から情報を引き出してきた著者がそうしたテクニックを惜しみなく紹介した『元FBI捜査官が教える「情報を引き出す」方法』(ジャック・シェーファー/マーヴィン・カーリンズ著)が刊行された。本心を引き出すコツを本書から一部抜粋して、お届けする。
しかし、テクニック次第では、さりげなく本心を引き出すことができるという。元FBI特別捜査官で数々のスパイや容疑者から情報を引き出してきた著者がそうしたテクニックを惜しみなく紹介した『元FBI捜査官が教える「情報を引き出す」方法』(ジャック・シェーファー/マーヴィン・カーリンズ著)が刊行された。本心を引き出すコツを本書から一部抜粋して、お届けする。
「結婚して、浮気をしますか?」と尋ねても
「第三者話法」とは、デリケートな話題に関する相手の真意や本音をさぐりだすときに活用できるテクニックだ。「第三者」、つまり相手とは直接関係のない他人を引き合いに出せば、本音を引き出しやすくなるのだ。
たとえば、ある男性が釣り用に新しいボートを購入したいと考えているとしよう。妻の意向を知りたければ、「第三者話法」を使い、
「この前、友だちが釣り用に新しいボートを買ったんだって」
と言い、妻の反応を確認してみる。そうすれば
「ボートを買いたいんだけど」
と自分が切り出したあとの妻の反応の予想がつく。
このテクニックがうまくいくのは、自分の本心は明かしたがらないのに、他人のことならぺらぺらしゃべるという性質が人間にはあるからだ。それに、第三者から聞いた話は信用しやすいという性質もある。
とりわけ、第三者が自分のことを褒めていたと聞くと、信じやすいのだ。第三者と自分には利害関係がないのだから、その人の情報は真実に違いないと思い込んでしまうのだ。
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