「影響力のない人」がわかっていない2つの原則 人によって説得力に差が生まれてしまう理由

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「影響力がもてない人」には理由がありそうです(写真:mits / PIXTA)
インフルエンサーという言葉が定着し、企業も個人もどうすれば人を動かすことができるか試行錯誤する昨今。人の心を読み解き、著書累計330万部超、YouTube登録者数232万人超の影響力を持つまでに至っているのが、メンタリストDaiGo氏です。
最初まったくの無名だったというDaiGo氏は、どのようにして今のポジションを築くに至ったのか? 社会を巻き込むトレンドの生み出し方から、会社・家庭・恋愛・就活といった目の前の人の動かし方までをまとめた書籍『超影響力~歴史を変えたインフルエンサーに学ぶ人の動かし方』より一部を抜粋してお届けします。

影響力のある人は何が違うのか?

まずは、2つのたとえ話から始めたいと思います。同じ場面にあなたがいたらどう思うか? を想像しながら読み進めてください。

「みんなが貪欲になっているときこそ恐怖心を抱き、みんなが恐怖心を抱いているときにこそ、貪欲であれ」

これは世界一の投資家ウォーレン・バフェットの言葉です。

あなたがお金を運用してみようと迷っているとき、バフェット本人からこう教わったとしたら、この言葉は座右の銘になるほどはっきりと記憶に残ることでしょう。なぜなら、11歳で株式投資を始め、1代で10兆円を超える純資産を築いたバフェットの教えだからです。

では、もし同じ内容のアドバイスを証券会社の若い営業担当から受けたらどう感じますか? あなたは「何を偉そうに」「ヤバい銘柄でも買わせるつもり?」「誰かの名言のパクリでしょ?」と反発を覚えるのではないでしょうか。

あるいはこんな場面はどうでしょう。順調に仕事が進んでいるとき、職場の先輩から「どうした? いつでも相談に乗るからね」「困っていることがあったら、言ってね」と声をかけられたら?

「どうもしてないけど、先輩いい人だな」もしくは、「おせっかいだな」と思うくらいです。

でも、何か重大なミスをして言い出せないでいるときや、社内の人間関係で悩んでいるときに、「どうした? いつでも相談に乗るからね」「困っていることがあったら、言ってね」と言われたら、その言葉はすっと胸に響くのではないでしょうか。

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