「東大生の習い事」をマネする親が問題である理由 120歳まで生きるかもしれない時代に必要な事

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地上波で人気の「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」という番組には、そういう子どもたちがたくさん登場します。彼らはみんな自分の道を究めていて、本当に楽しそうですし、自信に満ちあふれて実に堂々としています。そして、どの子もみんな親たちの多大なる応援を受けていることが見て取れます。

ここで1つ注意点ですが、もちろん親が応援していても途中で飽きることもあります。そういうときは、無理に続けさせない方がいいと思います。なぜなら、もう子どもは次の新しいこと見つけてそれに夢中になっているからです。親もそれを応援するようにしてほしいと思います。

「東大生の習い事」をまねるという発想ではダメ

習い事についても基本的には上記のような方針で進めてほしいと思います。「東大生は子どもの頃○○を習っていた人が多いからうちもやらせよう」と言っても、それがわが子に向いているとは限りません。「○○が将来役に立つからやらせよう」と言っても、それがわが子には向いていないかもしれません。子どもが嫌々やっても成果は出ませんし、時間とお金が無駄になるだけです。

気の進まないことを嫌々やっていると、親から叱られることが増えます。その結果、親子関係が悪化したり、自己肯定感が下がったりする可能性があります。また、そういう時間が長くなると、子どものメンタルに深刻な悪影響が出るリスクも高まります。

ということで、習い事も子ども中心にしてください。将来役立つとか、能力が伸びるとか、親がやらせたいなどではなく、今現在、子ども自身が楽しくできることを基準にしたほうがいいと思います。

なお、習い事については下記の記事もご参考にしてください。

多くの親が「子どもの習い事」でしくじる理由 藤井聡太くんや伊藤美誠ちゃんは関係ない

親野 智可等 教育評論家

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おやの ちから / Chikara Oyano

長年の教師経験をもとにメールマガジン「親力で決まる子供の将来」を発行。読者数は4万5000人を超え、教育系メルマガとして最大規模を誇る。『「自分でグングン伸びる子」が育つ親の習慣』など、ベストセラー多数。人気マンガ「ドラゴン桜」の指南役としても知られる。全国各地の小・中学校、幼稚園・保育園のPTA、市町村の教育講演会でも大人気。ブログ「親力講座」もぞくぞく更新中。講演のお問い合わせとメルマガ登録は公式サイトから。Xで毎日発信中。

 

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