堀江貴文「ストレスを寄せ付けない」2つのルール 「ストレスを感じやすく心配性」だからこそ・・・

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(写真:徳間書店提供)
成功を勝ち取るのに、特別な能力はいらない。ポイントは「手持ちの能力」の最大化だーー。
堀江貴文氏の新著『最大化の超習慣 「堀江式」完全無欠の仕事術』から一部を抜粋編集し、ホリエモンの働き方ルーティンを紹介します。

些細なウソが、心をとことん蝕む

「ビッグ・ファイブ理論」と呼ばれる、人間のパーソナリティの分類法がある。ひとの性格は、ビッグ・ファイブ、つまり大別された5つの共通因子から構成されていて、その構成比率によって各自の性格は特性づけられる、という理論だ。

その5つの共通因子とは「外向性」「開放性」「協調性」「誠実性」「神経症的傾向」である。

「外向性」とは、要するに社交性を示す因子だ。「開放性」とは、探求心や行動力を示す因子。「協調性」「誠実性」はそれぞれ字義どおり、協調性を示す因子、誠実性(責任感、勤勉)を示す因子である。

そして「神経症的傾向」は端的に言えば、ストレス耐性を示す因子のことだ。これら5つの因子構成において、「神経症的傾向」の割合が高いひとは、ストレス耐性が脆弱である。ちょっとしたことで悩み、迷い、不安に苛まれる傾向にある。

このビッグ・ファイブ理論は、現代心理学でもっとも信憑性が高い性格研究として位置づけられている。たとえば企業が人材採用試験で実施する性格適性検査の多くも、このビッグ・ファイブ理論をベースに設計されている。

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