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東北大学 「卓越大計画」の極めて高いハードル 政府10兆円ファンド支援対象の最終候補に選定

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卓越大最終候補の東北大は、目標達成へ「全学一丸」となれるのか。

次世代放射光施設ナノテラス
次世代放射光施設ナノテラスなどを軸に産学共創の場をつくる計画だ(写真:東北大学)

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『週刊東洋経済』4月27日-5月4日 合併号の深層リポートは「東北大学 卓越大計画の高いハードル」。10兆円規模の「大学ファンド」の支援対象となる最終候補に選ばれたのは東京大学でも京都大学でもなく、東北大学だった。

【配信スケジュール】5月4日(土)
<拡大版>東北大・前総長「10年後に論文数2倍は達成可能」
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まさか東北大学が国際卓越研究大学(卓越大)に選ばれるとは──。

大学関係者の間で驚きが広がったのは2023年9月。世界最高水準の研究大学を目指す大学として政府の10兆円規模の大学ファンドの支援対象となる最終候補に選ばれたのは東北大だった。東京大学、京都大学など全10校が申請していたが、東北大を除き落選した。

卓越大に認定されれば、ファンドの運用益を基にした年数百億円の助成を、最長25年間にわたって受けられる。東北大は審査を行った有識者会議が示した課題(下表)を踏まえ、計画の最終調整を行っており、今年度中にも卓越大として正式に認定される見通しだ。

評価される一方、宿題も

なぜ東大や京大ではなく東北大だったのか。有識者会議の資料では、「(論文数の目標など)KPIやマイルストーンを明確にした体系的な計画」や「改革の理念が組織に浸透している」ことが評価ポイントとして挙げられている。

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