堀江貴文「ストレスを寄せ付けない」2つのルール 「ストレスを感じやすく心配性」だからこそ・・・

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ストレスフリーでいるためのもうひとつの決め事は、1日のスケジュールをぜんぶ埋めてしまう、ということ。仕事と遊びでぜんぶ埋めてしまうのだ。

ここのところ、ビジネスパーソンのあいだでメディテーションなるものが流行っている。メディテーションとはつまり瞑想のことだ。

だれにも邪魔されない静かな場所で背筋をまっすぐ伸ばして座る。目をつむり、ほかになにもせず、心を鎮める。これを1回5分~10分、週に数回やれば、思考や感情が日常的に整理されるそうだ。そうすることで仕事の集中力が増し、記憶力も強化されるという触れ込みである。

スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツなども、このメディテーションの愛好者として知られている。

でもぼくは絶対やらない。どんなメリットがあろうがやらない。ぼくにとってメディテーションは逆効果だ。

瞑想して心を鎮める。心に空白をつくる。ぼくには無理である。空白をつくったそばから、余計なことをとりとめもなく考えてしまうだろう。そうやって考え込み、いろんな不安に苛まれるはめになる。間違いなくそうなる。ぼくの心は鎮まるどころか、強烈なストレスにさらされるのが目に見えている。

ぼくの場合、思考整理なら、だれかとおしゃべりしたほうがずっと効果的だ。おしゃべりとは思考を言語化する作業である。その言語化を通して頭はクリアになる。おもしろいアイデアもひらめく。

暇な状態が心に隙を作る

ぼくに言わせれば、ストレスとは心の隙に忍び込んで来るものだ。でもそれはだれだっておなじだと思う。

ためしに、いまちょっとだけ心のなかを探ってみてほしい。あなたがいま憂鬱に思っていることはなんだろうか?

このまえしでかした仕事のミスを引き摺っている。ふとしたきっかけで友だちと口論になってしまったことを悔やんでいる。もしくは来週の企画会議までに提出しなければならない資料づくりに苦戦している。なんでもいいが、とにかく思い当たるものがあると思う。なにもないひとなんていないだろう。

で、なぜそれに思い当たったのかといえば、いま心に隙をつくったからだ。

思い当たったいま、まさにいまのいま、あなたはこの本からしばし目を上げただけだ。つまり、なにもしていない状態である。なにもしていない、暇な状態が心に隙をつくる。

次ページ急に予定が飛んでも電子書籍を買う
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事