人生には転機がある。受験、就職、結婚……。大きな転換点となるポイントは人によって様々だが誰しもがそんな転機を一度は味わっていることだろう。
今、その人生があるのはそんな転機で何かを決断してきたからに他ならない。
“たられば”ではあるが「もしあの時、違う道を選んでいたら」ということを一度は思ったことがあるのではないだろうか。
今回はそんな人生の転機に海外で働くことを選択した人物、奥田けいこさんに話を聞いた。
*この記事の続き:「ツテなしコネなし海外起業」37歳女性の大胆人生
カンボジアで不動産業を営む日本人女性
カンボジアの首都プノンペンにオフィスを構えるリアグローバル社。代表を務めるのは日本人女性、奥田けいこさん(37歳)だ。
不動産業を中心にカンボジアに来る日本人向けに様々なサポートやアドバイスを行っている。
カンボジアは今でこそ日本からたくさんのビジネスパーソンが訪れる国だが、少し前までは海外を放浪するようなバックパッカーか慣れた観光客しか訪れる国ではなかった。
それもそのはず、十数年にわたる内戦の影響が色濃く残り、外国人観光客が増えたのは1990年代以降だからだ。
奥田さんはそんなカンボジアで今、自分の会社を構える起業家だ。
だが、ここまでの道のりは決して平坦なものでないことは想像に難くなく、幾度とない「人生の転機」に決断をしてきた。
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