衝撃発言の主は自治体向けコンサル会社の社長だった。
【配信予定】5月5日(日)Part1 地方創生の虚構
DMMが福島・国見町の事業で巨利を得るカラクリ
石破茂 「企業版ふるさと納税は見直すべきだ」
5月6日(月)
福岡・吉富町が地方創生コンサルに喰われたワケ
PwCやアクセンチュアが「地方創生」で狙う果実
5月7日(火)
<無料>アマゾン参入で「ふるさと納税」に起こる大変化
不誠実? ふるさと納税で儲ける代行業者の実態
<拡大版>トップは57%!「ふるさと納税依存率」全自治体順位
5月8日(水)
女性が犠牲となる地方創生「福井モデル」の限界
福井県初の女性副知事が“最も困っていること”
増田寛也 「人口の自然減対策は完全に失敗した」
<拡大版>首位は117億円!「ふるさと納税流出額」ランキング
5月9日(木)Part2 喰われないまちづくり
<拡大版>自治体ランキング「稼ぐ力が強い」トップ1000
<24時間無料>北海道むかわ町がコンサル主導の計画に“待った”
大阪・大東市 “コンサルに頼らず地方創生”の秘訣
5月10日(金)
<拡大版>自治体ランキング「稼ぐ力が強い」ワースト1000
熊本・上天草市を復活させた赤字中小企業の確信
福島の被災自治体が“企業誘致に頼らない”真意
5月11日(土)
<拡大版>自治体ランキング 「子供が増える」トップ1000
北海道から九州まで地銀&信金「地方創生マップ」
<24時間無料>木下斉 「自治体がコンサルに丸投げするのはNG」
5月12日(日)
<拡大版>自治体ランキング 「子供が増える」ワースト1000
自治体向けのコンサルティングを手がける会社社長が、社外で語った音声データがある。
「ちっちゃい自治体って(うちが)経営できるんですよ」
「財政力指数が0.5以下(の自治体)って、人もいない。ぶっちゃけバカです。そういうとき、うちは『第2役場』。行政の機能そのものを分捕っている」
声の主は、備蓄食品製造のワンテーブル(宮城県)の島田昌幸前社長。同社の主力事業は震災時に食するゼリーの製造販売だが、自治体向けコンサルにも手を広げている。過疎地の自治体に地方創生の手法を説いて回っていた。
音声データを提供したのは自治体向けにDXコンサルをする人物。「自治体を喰(く)い物にする、その考えが許せなかった」と憤る。自身も、島田氏に紹介した出資者がおり、その罪悪感から音声データの提供を決めた。
だが、音声データを公開した理由はそれだけではないという。
「島田氏のような考えで、自治体を喰い物にしているコンサルは山ほどいる。だから、警鐘を鳴らしたいと思った」のだという。
ワンテーブルの株主には、上場企業シップヘルスケアホールディングスや読売新聞社、内田洋行など有名企業が名を連ねる。島田氏が福島県国見町で携わっていた「くにみ学園基本構想策定委員」には、大手コンサルのデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリーの人間も加わっていた。
総務省の肩書で接近
地方創生コンサルはどのようにビジネスを展開するのか。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら