「ほめる」より「認める」方が子どもは伸びる理由 ほめるから認めるに変換するポイント5つ紹介

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mits / PIXTA
1979年、スウェーデンは世界で初めて「子どもへの体罰を禁止する法律」を作りました。
実は、その少し前の1960年代には、未就学児の10人中9人が親から叩かれ、およそ3人に1人の子は、日常的に叩かれていたことが調査で明らかになっています。それが2010年代には、叩かれる子どもは10人に1人にまで減りました。
岸田雪子氏の新著『スウェーデンに学ぶ「幸せな子育て」子どもの考える力を伸ばす聴き方・伝え方』では、世界に先駆けて子どもを「ひとりの人」として認め、親に「子どもとどう接したらいいか」を積極的に伝えたスウェーデンの取り組みや、親と子のコミュニケーションに役立つ声かけの具体例が多数紹介されています。
本稿では、同書より一部を抜粋しお届けします。

「ほめる」の落とし穴

「ほめること」が子どもの力になることは、みなさんよくご存じでしょう。ですが、「ほめ方」次第では逆効果になることは、案外知られていません。

たとえば子どもがテストで100点を取った時。もし「すごいね!」「頭がいいね」などと親が声をかければ、子どもも誇らしそうにするかもしれません。

ところが、いつもいい点数を取れるとは限りません。不満足な時は結果を隠す、うそをつくようになる子どももいます。

「100点=頭がいい」と学習した子どもは、「100点が取れない自分は、頭がよくない」と感じて、自信を失ってしまう場合もあります。次の失敗を恐れて挑戦する意欲が低下することもあります。大人だって、仕事で強いプレッシャーを感じると、チャレンジが怖くなることはありますね。

「ほめる」という行為は、他者を「評価する」意味を持ちます。子どもからすれば、他ならぬ大好きな親からの言葉です。影響は絶大なのです。

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