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仕事のできない人は「単純に考える」ができてない 複雑な要素を削ぎ落としてこそ、最適解に近づく

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私たちは、何かを解釈する際、ついつい不必要に複雑な考え方をしてしまいがちです。

夫の帰りが遅い。交通事故に遭っていたらどうしよう?

息子の身長の伸びが去年より1センチ少なかった。体のどこかおかしい?

つま先が痛い。骨肉腫?

こうした最悪のシナリオが当てはまる場合もありますが、夫は仕事が忙しくて帰れなかったり、あなたが子どもの身長測定をミスしていたり、靴がきつすぎる可能性のほうがはるかに高いのです。

要素が多いほど「不正確」になりやすい

自分の周りの出来事を解釈するとき、私たちはしばしば長い時間をかけてとても複雑なストーリーを考えだします。これは人間にとって一般的な傾向。そのため、できる限り単純な解釈を見つけてそれに従う「オッカムのかみそり」は、人間の思考につきまとう不必要な複雑さを回避し、より本質的なことに集中して考える優れた思考の指針です。

複雑な説明のほうが真実である可能性が低いのはなぜか? 数学的に考えてみましょう。

特定の現象に対して、いずれも同じくらい説得力がある2つの説明があるとします。片方が3つの要素から、もう片方が30個の要素から成る説明です。

各要素が99%の確率で正しい状態にある場合、1つ目の解釈が間違いである可能性はわずか3%。しかし、より複雑な2つ目の説明が間違いである可能性はその約9倍、26%になります。不確実な状況下では、より単純な説明のほうが信頼性が高いのです。

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