ツイッターで「読むべき人」を見抜く超簡単5秘訣 あなたは「魔界の専門家」に騙されていないか

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

最後は「基準をクリアしたらフォローし、リストに入れること」である。

【メソッド5】これらの基準をクリアしたらフォローし、リストに入れる

コメント投稿者をピックアップし、コメントから記事の妥当性を判断する。専門家や専門家に近い人が評価しているのであれば、その記事は妥当といえるだろう。そこで「これらの基準をクリアした専門家はフォローし、リストに入れる」という段階にいたるのである。

この「ツイッター追跡メソッド」のいいところは、コメントされた記事の妥当さを判断できるだけでなく、ツイッターの中から、その専門分野についての専門家など、フォローすべき良質なアカウントを探し出すことができる「副効用」があるということだ。

詳しくない専門分野でも「信頼できる情報源」ができる

パンデミックの中である記事について判断するため、わたしは「ツイッター追跡メソッド」を駆使して、たくさんの医療系アカウントの投稿を読んだ。ここから信頼できそうなアカウントのリストがだんだんとできあがってきて、わたしはそのプライベートなリストに「COVID-19」という名前をつけた。

3月4日(金)に佐々木俊尚さんの『現代病「集中できない」を知力に変える読む力最新スキル大全』刊行記念オンラインイベントを実施します。詳しくはこちら(写真:今井康一)

最終的にこのリストに入っている医療系の人は数十人にもおよび、毎日彼らのツイートを追いかけていくのは大変だったが、「信頼の評価がしやすくなった」という点においては絶大な効果があった。

さまざまな分野で「信頼できるツイッターリスト」をつくっていければ、自分が詳しくない専門分野でも「かなり信頼できる情報源」をつくることができるようになるのだ。

みなさんもツイッターを効果的に使えば、自分の「知」となる情報を身につけていけるはずだ。

佐々木 俊尚 作家・ジャーナリスト

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

ささき・としなお / Toshinao Sasaki

1961年兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部中退。毎日新聞記者、『月刊アスキー』編集部を経て、2003年よりフリージャーナリストとして活躍。ITから政治、経済、社会まで、幅広い分野で発言を続ける。最近は、東京、軽井沢、福井の3拠点で、ミニマリストとしての暮らしを実践。『レイヤー化する世界』(NHK出版新書)、『そして、暮らしは共同体になる。』(アノニマ・スタジオ)、『時間とテクノロジー』(光文社)など著書多数。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事