ツイッターで「読むべき人」を見抜く超簡単5秘訣 あなたは「魔界の専門家」に騙されていないか

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専門用語の意味をざっと知っておき、コメントに使われているかどうかで「その人が門外漢か専門家か」はある程度はわかる。しかし、なかには専門用語を駆使して一般人を煙に巻く、詐欺師みたいな人もいる。そういう詐欺師を見極めるには、「コメント投稿者のプロフィール」を開いてみる。

「安易に断定する人」「乱暴な口調の人」は要注意

【メソッド3】コメント投稿者のプロフィールを見る

この複雑な社会では、どの分野も専門性がきわめて高く、同じような資格・肩書の持ち主でも、「少しでも専門外だと皆目わからない」ということがよくある。これはノーベル賞受賞の科学者だろうが日本学術会議会員であろうが関係なく、あらゆる人に当てはまる。

新型コロナ記事について医師がコメントするさい、ツイッターのプロフィールに「医師ですが、感染症専門医ではありません」とわざわざ謙虚に書いている人のほうが、ずっと信頼できる場合も多く感じる。

なぜなら、自分の専門分野に自信を持っている人ほど、ほかの専門分野へのリスペクトも大きい傾向があるからだ。軽々しくほかの専門分野に口を出すことはなく、「コメントするときは、かなり慎重に言葉を選ぶ」という姿勢を、そういう人はきちんと保っている。

【メソッド4】コメント投稿者は乱暴な言葉づかいをしていないか

次に、コメント投稿者のプロフィールだけでなく、その人の日ごろのツイートも少し拝見しておく。どのぐらいの専門性がありそうかをうかがうとともに、「語り口調が冷静で客観的か」ということもチェックする。

「乱暴な言葉づかいで日常的にツイートする人」「強い断定口調が多い人」は、あまり信頼できない。人は知的になればなるほど、専門家になればなるほど、「断言はしなくなる」

逆に、「中途半端な知識を持っている人ほど、すぐに断言したがる」ものだ。これにはアメリカのコーネル大学のデイヴィッド・ダニングとその弟子ジャスティン・クルーガーという2人が突き止めた研究から「ダニング=クルーガー効果」という専門用語もある。

「何事にも過剰に断言している人」「強い口調を使っている人」は、たいてい知的な人ではない。

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